ストーリー

まだ幼かった少年、南野純はそんな大きな夢と野望を抱いていた。

そんな少年は成長して大学生となったが……
いつしか学校に行かなくなり家とゲーセンを往復する
自堕落な日々を過ごすようになっていた。

元々ゲーム好きだった純。そんな彼がハマっていたゲームは音ゲー。
毎日ゲーセンに通っている上にスマホでもプレイしているという
音ゲー漬けの日々を送っていたため、その実力はメキメキと伸びていった。

新生活が始まる季節、4月。
いつものようにゲーセンに来て音ゲーをプレイする純。
すると思わぬ言葉が……

「すごい！すごーい！
　あんなに降ってるのにすごいよ！」

ゲーセンで、しかも女の子に声をかけられるとは思ってもいなかった純は
思わず慌てふためいてしまう。
あたふたする純に対し、そんな純に興味深々の少女。

落ち着きを取り戻しゲームを再開する純。
ずっと見ているだけの女の子に疑問を抱く

「君はやらないのかい？」

せっかくゲーセンにきたのだから、とゲームに誘う純。
だが思わぬ発言が…

「私なんかどうせ上手くならないし…」

まさかの後ろ向きな発言をする女の子。
どう反応すればよいのか分からなかった純だったが…
悩んだ末に純は優しく手を差し伸べた。